天気チャートについて

各日のカードに表示する 160 px のチャートは、その日の 暑さ・雨・気温の動き を 1 枚に重ねて描いたもの。 天気アプリにありがちな「気温だけ折れ線」「雨だけ棒」より、外出判断に必要な情報を密度高く読めることを狙っています。

要素ごとの読み方を以下にまとめます。

構成要素

24 時間 (0 時 → 翌 0 時) を横軸に、以下の 6 要素を重ねています。

暑さ指数 WBGT

Wet Bulb Globe Temperature (湿球黒球温度) — 環境省が「暑さ指数」として公表する熱中症リスク指標。 気温に 湿度と日射 を加味した数字で、体感の暑さと熱中症リスクの両方を 1 値で表します。 同じ「気温 30 度」でも、湿度 90% の蒸し暑い日とカラッとした日を分けて評価できる、というのが利点。

計算式: 0.7 × 湿球温度 + 0.2 × 黒球温度 + 0.1 × 乾球温度。 当サイトは Open-Meteo の hourly forecast から気温・湿度・日射量を取得して計算しています。

標準カテゴリー

環境省・日本生気象学会の運動指針に対応する 5 段階。「指針」は屋外運動の継続可否の目安です。

色の比較 (WBGT 18 → 35)

上 = 標準色 (5 段の離散、帯幅は各カテゴリーの WBGT range に比例)。 下 = 本サイトの実際の表示 — 標準 5 色を制御点として OKLCH 色空間で繋いだ連続グラデーション。 各カテゴリーの中央付近では標準色が完全に再現されつつ、境界の角は取れて滑らかに変化します。

ほぼ安全注意警戒厳重警戒危険
18 21 25 28 31 35

気温曲線

24 時間分の気温データを「必ずデータ点を通り」かつ「点と点の間で行き過ぎない」性質の補間 (Fritsch–Carlson 単調 Hermite) で滑らかな曲線にしています。 単純な直線繋ぎより読みやすく、かといってベジエみたいに勝手にオーバーシュートしないバランス重視。

最低・最高気温はチャート上端に小さく表示 (青 = 最低、赤 = 最高)。 曲線の上下スケールは その日の min/max にフィット させているので、 変動が小さい日も大きい日も同じ振れ幅で読めます (= 寒暖差が見やすい)。

降水確率 (POP)

ソースは気象庁の 6 時間ブロック 単位 (0-5 / 6-11 / 12-17 / 18-23 時) の確率。 各ブロックの代表値を中央時刻 (3 / 9 / 15 / 21 時) に置いて smoothstep 補間 で滑らかに繋いだ曲線を、下端アンカーの青塗りで描画しています。

高さは POP 100% でチャートの 50% ライン。上端は WBGT 背景へなだらかに fade。 ブロックごとの正確な値はチャート下端の「XX%」ラベルで読めます。

※ 気象庁データは 6 時間粒度なので、曲線の滑らかさは「読みやすさのための演出」。 12 時付近の確率がピンポイントで何 % という精度は持っていません。

降水量 (mm/h)

Open-Meteo の hourly precipitation (mm) を中央 50% 幅の濃青棒で時間ごとに表示。 スケールは 平方根 (√) — 線形だと弱い雨 (数 mm/h) がほとんど見えないため、 小さい値を強調して見やすくしています (例: 0.5 mm/h でも棒が出る)。 基準は 30 mm/h でチャートの 50% ライン (POP 100% と同じ高さ) のまま、 この基準を超えた時間帯は棒が上半分に突き抜けて「警報級の豪雨」が一目で分かります。

POP (確率、JMA) と mm (実量、Open-Meteo) は別データの独立表示。 「確率は低いのに mm が出ている = 局地的ゲリラ雨の可能性」「確率は高いが mm は少ない = 降っても弱い雨」のような違いが並んで読み取れます。

夜間オーバーレイ

日の入り〜日の出の時間帯に半透明の暗いグラデーションを重ねています。 日の出・日の入り時刻は表示地点 (飯能) の緯度経度から SunCalc で計算。

時計を見なくても「夜中も WBGT が下がらない = 熱帯夜」「夜明け前が一番冷える」 「日没後すぐに雨が降り始める」のようなパターンが視覚的に読み取れます。

月マーカーと月齢

チャートの上端に小さく月の絵文字を置いています。位置は その月の南中時刻 (= その日に空で一番高くなる時刻) の x 座標。 満月の頃は南中が深夜 (0 時前後) になるので両端付近 (= 真夜中の境界によって 0% 寄りか 100% 寄りか)、新月の頃は南中が昼なので中央付近に出ます。

南中が翌日の早朝に跨ぐ日 (= 満月の前後 4-5 日) は、右端にクランプして「(翌)」と表示。 逆に翌日の早朝に南中する月は今日の早朝側 (左端寄り) に出ます。

「天文データ」section の月齢について

天気カード最下部の「天文データ」の月齢は、チャート marker に表示している月体の南中時刻における月齢 です。 満月の前後のように南中が日付をまたぐ場合、6/1 のチャートも 6/2 のチャートも「同じ月体」を表示しているので、月齢の数値も同じになります。

これは国立天文台が公表している 「正午月齢」 (= 各日 ローカル正午における朔 (新月) からの経過日数) とは別物の評価値です。 正午と深夜では半日 (~0.5 日) ずれるので、本サイトの「月齢」が他の暦サイトの数値とぴったり一致しないことがあります。 ただし「同じ月体は同じ月齢」になるので、暦上の日付に縛られず観望対象としての月を直接読めます。

正午月齢の定義は 国立天文台 FAQ「月齢ってなに?」 参照。

月相名

月齢に近接する天文相 (新月・上弦・満月・下弦) と暦由来の伝統名 (三日月・十三夜・十六夜・立待月・居待月・寝待月・更待月・二十三夜・二十六夜・有明月 等) を割り当てています。 各 cycle は最大 1 つの名前を持ち、その月体を表示する全ての日のチャートで同じ名前が使われます。

風向・風速

チャート上端に 3 時間ごと (0-3・3-6・…・21-24 時) の風を白いヤジリ (矢じり) で並べています。 向き = 風が吹いていく方向 (気象の「風向」は吹いてくる方向なので、ヤジリはその逆を指します)、 大きさ = 風速。データは Open-Meteo の hourly (10 m 風速・風向、m/s)。 各ヤジリはその 3 時間で最も強かった時刻を代表に出しています (山が時刻の間に落ちて消えないように)。

まわりにうっすらとした影が重なっている時間帯は、突風 (最大瞬間風速) がそこまで吹いたことを表します。 中の白いヤジリが平均、外の影が瞬間です。8 m/s 以上の突風があるときだけ出ます。 内陸は平均風が小さく出やすく (飯能では突風が平均の 4 倍前後)、平均だけでは強い日と穏やかな日が見分けにくいため、 ニュースで聞く「最大瞬間風速」と同じ種類の値を併せて示しています。

大きさ = 風速

弱い風は「よく見ないと気づかない」くらい小さく、強い風で月マーカーより大きく伸びます (15 m/s 以上で最大)。 区分は気象庁の風速階級 (m/s)。内陸の 10 m 風は台風でも 10 m/s 前後までのことが多いので、 その範囲で差が出るようにしてあります。15 m/s 以上は頭打ちで、下の「強い」「非常に強い」は 同じ大きさに見えます。

弱い 3 m/s
普通 9 m/s
やや強い 14 m/s
強い 19 m/s
非常に強い 24 m/s

向き = 風が吹いていく方向

例: 「北風」は北から吹いてくる風なので、ヤジリは南 (下) を指します。

北風 (北→南)
西風 (西→東)
南風 (南→北)

参考リンク

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6bba11b / 2026-09-16 18:36 JST